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サイディング工事価格は3工法で違います
サイディングの工事費用を調べていると、同じ「サイディング工事」という言葉でも提示される金額の幅がとても大きいことに気づかれると思います。理由はごくシンプルで、サイディングの工事には性質のまったく異なる方法が複数あり、それぞれ費用の構造そのものが違うためです。単価の数字だけを横に並べても比較にならないのは、そもそも見ているものが違うからです。
この記事では静岡県田方郡函南町を拠点に沼津・三島エリアで施工を行う有限会社オカモトが、サイディング工事価格の考え方を工事の種類ごとに整理してご説明します。ご自宅の状態にどの方法が合うのか、見積書のどこを見れば納得できるのかを判断していただくための材料としてお読みください。

目次
サイディング工事価格は工事の種類で決まります
価格は三つの工事に分けて考えます
外壁のサイディング工事はおおむね三種類に分かれます。既存の外壁を活かして表面を塗り直す塗り替え、既存の外壁を残したまま上から新しい板を重ねる重ね張り、既存の外壁をはがして新しい板に入れ替える張り替えの三つです。どれも外観は新しくなりますが、工事の中身はまったく別物です。金額を調べるときはどの工事を選ぶかを先に決め、「サイディング工事はいくらか」ではなく「どの工事をいくらでやるのか」という問いに置き換えると、情報がきれいに整理できます。
何に費用がかかるのかを先に押さえます
費用の内訳は大きく材料費と施工費、そして工事を成立させるための共通費に分かれます。塗り替えなら塗料と職人の手間が中心です。重ね張りと張り替えでは板そのものの材料費が加わり、張り替えではさらに既存外壁の解体と処分が独立した項目として発生します。この解体と処分があるかどうかが、三つの工事の価格差を生む最も大きな要素になります。
建物の状態で選べる工事が変わります
価格の安い方法を選べばよいという話ではありません。下地の傷みが進んだ建物に表面だけの工事を行っても、数年で同じ症状が出てしまいます。有限会社オカモトでは工事の前に必ず詳細な劣化診断を実施し、その建物にとって意味のある方法から順にご提案しています。診断が先で見積もりが後という順番は、無駄な出費を避けるための基本です。
塗り替えの価格に含まれるもの
工程はほぼ手間の積み重ねです
塗り替えは既存のサイディングボードをそのまま使い、表面の塗膜を新しくする工事です。高圧洗浄で汚れと古い塗膜を落とし、傷んだ部分を補修し、下塗りから中塗り、上塗りへと進みます。板の材料費が発生しないため、三つの工事のなかでは費用を抑えやすい方法になります。一方で費用の大半は職人の手間と共通費が占めるため、面積が小さいからといって単純に金額が半分になるわけではありません。
下地の状態が金額を左右します
塗り替えの見積もりで差が出やすいのが下地補修です。サイディングボードのひび割れ、反り、釘まわりの浮きといった症状は、塗る前に処置しておかなければ仕上がりが長持ちしません。補修の量は建物ごとに違うため、現地を見ないまま出された金額には補修分が入っていない可能性があります。モルタル外壁やALCパネルとサイディングでは吸水率や伸縮性が異なり、専用の下地材を使い分ける必要がある点も費用に影響します。
塗り替えが向く建物の状態
板そのものがしっかりしていて、傷みが塗膜の劣化にとどまっている建物であれば塗り替えが第一候補になります。色あせやチョーキング、目地の切れといった症状が中心の段階です。反対に板が割れて反っている、雨水が内部まで回った形跡があるといった場合は、表面の工事では解決しません。判断は見た目だけでは難しいため、写真付きの診断報告書で状態をご確認いただくようにしています。
重ね張り(カバー工法)の価格に含まれるもの
既存を残すぶん処分費が抑えられます
重ね張りは既存のサイディングを残したまま、その上から新しい板を張っていく方法です。カバー工法とも呼ばれます。新しい板の材料費と施工費はかかりますが、既存外壁の解体と処分がないぶん、張り替えに比べて費用と工期を圧縮できます。外壁が二重になることで、遮音性や断熱性の面で有利に働く場合もあります。
重ね張りでも下地の確認は欠かせません
既存の外壁を残す方法だからといって、中を見ないまま進めてよいわけではありません。新しい板は既存の外壁の下にある構造材へ留めつけていくため、その構造材が健全であることが前提になります。内部まで腐朽が進んでいる建物では重ね張りができないこともあります。また外壁が二重になると建物にかかる重量が増えるため、既存の板の種類や建物の造りを踏まえた判断が必要です。
重ね張りが向く建物の状態
板の劣化は進んでいるものの内部までは傷んでいない建物、そして工期を短くしたい建物に向きます。住みながらの工事がしやすいことも利点です。ただし既存の板の状態によっては選べないこともありますので、診断の段階で重ね張りが可能かどうかをはっきりお伝えしています。
張り替えの価格に含まれるもの
解体と処分が独立した費用になります
張り替えは既存のサイディングをすべてはがし、新しい板に入れ替える方法です。三つのなかで最も費用がかかるのは、新しい板の材料費と施工費に加えて解体費と廃材の処分費が乗るためです。処分費は建材の量と種類で変わりますので、見積書では材料費と別立てで示されているかどうかを見てください。

下地と防水シートまで手を入れられます
張り替えの利点は、外壁をはがした状態で建物の内側を確認できることにあります。傷んだ構造材の補修や防水シートの交換まで含めて対応できるのは、この方法だけです。防水シートは外壁の内側で雨水の侵入を止めている層で、経年で機能が落ちていきます。ここまで手を入れておくと、次の工事までの期間を長くとりやすくなります。
張り替えが向く建物の状態
雨漏りの形跡がある建物、板の割れや反りが広い範囲に出ている建物、前回の工事から長い年月が経ち内部の状態が分からない建物では、張り替えが選択肢に入ります。費用は上がりますが、原因に手を届かせられる方法である点が価格に見合う価値になります。なお古い建材については、含有する成分が建物によって異なるため、解体の前に調査が必要となる場合があります。該当するかどうかは診断の段階でご説明いたします。
三つの工事を表で比べます
費用に含まれる項目の違い
言葉での説明だけでは分かりにくいため、費用に何が含まれるのかを一覧にしました。金額そのものは建物の状態と面積によって幅がありますので、ここでは項目の有無に絞ってご覧ください。
| 項目 | 塗り替え | 重ね張り | 張り替え |
|---|---|---|---|
| 板の材料費 | なし | あり | あり |
| 既存外壁の解体 | なし | なし | あり |
| 廃材の処分費 | 少ない | 少ない | あり |
| 下地の補修 | 表面の範囲 | 留めつけ部の確認 | 構造材まで対応可 |
| 防水シートの交換 | できません | できません | 対応できます |
| 目地のシーリング | 別項目 | 別項目 | 別項目 |
| 足場 | 必要 | 必要 | 必要 |
表の読み方で注意したい点
この表で確認していただきたいのは、金額の高低ではなく手が届く範囲の違いです。防水シートまで交換できるのは張り替えだけであり、塗り替えの安さはその範囲に手を入れないことの裏返しでもあります。どこまで直す必要があるのかが決まって初めて、価格の比較に意味が生まれます。
窯業系と金属系で費用の考え方が変わります
窯業系サイディングの場合
住宅で広く使われているのがセメント質と繊維質を主原料とする窯業系のサイディングです。板そのものに防水性が乏しく、表面の塗膜と目地のシーリングで雨水を防いでいる構造のため、塗膜と目地の維持が費用計画の中心になります。塗り替えの周期を守ることで、張り替えに至るまでの期間を延ばしやすい材料です。
金属系サイディングの場合
金属系のサイディングは板が軽く、重ね張りの材料として選ばれることがあります。重量の負担が少ないため、既存の外壁を残す工事と相性がよい点が特徴です。一方でさびの発生や部分的なへこみといった、窯業系とは異なる劣化の出方をします。材料が違えば必要な下地材も変わりますので、既存の外壁が何でできているかは見積もりの前提条件になります。
材料の違いは耐用年数にも表れます
どの材料であっても耐用年数には幅があり、環境や施工によって変わります。静岡県田方郡や沼津・三島のように雨量が多く台風の影響を受けやすい地域では、同じ材料でも劣化の進み方が変わります。カタログ上の年数をそのまま自宅に当てはめるのではなく、実際の建物で今どうなっているかを見て判断するほうが確実です。
目地のシーリングは別項目で確認します
打ち替えと増し打ちの違い
サイディングの板と板のあいだにある目地には、シーリング材が充填されています。既存のシーリングを撤去して新しく充填し直すのが打ち替え、既存の上から重ねるのが増し打ちです。撤去の手間があるぶん打ち替えは高くなりますが、劣化が進んだ目地では打ち替えが基本になります。見積書での表記が違うため、どちらで積算されているかをご確認ください。
シーリングの費用の目安
相場は施工内容や面積、建物の状態によって変動しますが、一般的にはシーリング工事で1mあたり800円〜1,200円程度が目安となります。バルコニーや陸屋根をあわせて施工する場合の防水工事は、1㎡あたり5,000円〜10,000円程度が一つの目安です。いずれも建物の状態によって幅がありますので、正確な金額は現地調査のうえでお見積りいたします。
外壁工事とまとめると効率が上がります
シーリング工事は外壁塗装や防水工事と一緒に行うことで高い効果を発揮するため、有限会社オカモトではパッケージとしてのご提案も行っています。同時に施工すれば足場を共有でき、トータルコストの削減につながります。目安としては10〜15年ごとに防水工事、5〜10年ごとにシーリング工事が必要とされていますので、周期の近い工事をそろえて計画すると無駄がありません。
工事の種類によらず発生する費用があります
足場と養生は共通の費用です
どの工事を選んでも、外壁に手を入れる以上は足場が必要になります。足場の費用は建物の形と高さ、周囲の敷地に応じて決まるもので、工事の種類ではあまり変わりません。窓やお車を保護する養生も同様です。共通費の割合が読めていると、複数の工事を同時に行う判断がしやすくなります。
付帯部の扱いを確認します
雨樋や破風板、水切りといった付帯部が見積もりに含まれているかどうかも確認しておきたい点です。外壁だけがきれいになって付帯部が古いままでは、仕上がりの印象が揃いません。後から追加すると足場を再度組むことになりますので、最初の見積もりの段階で範囲を決めておくほうが結果的に費用を抑えられます。
見積書でここを確認してください
数量と単位が書かれているか
まず見ていただきたいのが、各項目に数量と単位が入っているかどうかです。外壁の面積が何㎡で、目地が何mあるのか。この数字があって初めて金額の根拠が追えます。「一式」ばかりの見積書は、何をどこまでやるのかが書面から読み取れません。金額の高い安い以前に、内容を確認できない点が問題になります。
下地補修と処分費の扱い
下地補修が別項目になっているか、それとも本体価格に含まれているかは会社によって異なります。工事が始まってから追加になりやすいのがこの部分です。張り替えを検討されている場合は、解体費と処分費が明示されているかもあわせてご確認ください。項目が見当たらないときは、含まれているのか後から出るのかを質問していただくのが確実です。
工事の範囲と保証の内容
どこからどこまでを工事するのか、そして工事後にどのような保証が付くのかは、金額と同じ重さで比べる価値があります。有限会社オカモトでは施工内容に応じて最長10年の保証制度を設けています。金額だけを見て決めると、範囲の狭い見積もりが安く見えてしまいます。条件をそろえて比べることが、納得できる選択への近道です。
有限会社オカモトの進め方

無料の劣化診断から始めます
当社では現地調査から見積もりまで、すべて無料で行っています。無料の劣化診断では内部の劣化まで把握し、写真付きの診断報告書をお渡しします。そのうえで塗り替え、重ね張り、張り替えのどれが妥当かをご説明します。相見積もりのお客様も心より歓迎しておりますので、比較のための一社としてお声がけいただいて構いません。
地域の気候を踏まえて提案します
静岡県田方郡という地域特性を理解したうえで、気候や環境に合わせたシーリング工事を行うことが、建物の寿命を大きく伸ばす秘訣です。雨量が多く台風の影響を受けやすい土地では、定期的な点検と計画的な工事が効いてきます。大手業者では見落とされがちな地域特有の環境リスクを踏まえ、この土地に合った工事をご提案しています。
工事後も見続ける体制があります
工事は引き渡しで終わりではありません。定期点検と計画的なシーリング工事を推奨しているのは、早めに手を打つほうが結果的に負担が軽くなるからです。外壁の工事は10年以上住まいに影響するため、短期的な安さだけで決めるのはリスクが高い選択になります。マンションの大規模修繕でも、管理組合やオーナー様に最適な時期をご提案しています。
よくあるご質問
Q サイディング工事はどの方法がいちばん安く済みますか?
A 項目の数だけで見れば塗り替えが最も少なく、張り替えが最も多くなります。ただし下地が傷んだ建物に塗り替えを行っても、症状が早く戻ってしまえば結果的な負担は増えます。どの方法が妥当かは建物の状態によって変わりますので、まずは無料の劣化診断で現状をご確認ください。そのうえで各方法の見積もりをお出しします。
Q 工事期間はどのくらいかかりますか?
A 一般的な住宅では3〜7日程度が目安です。ただしこれは工事の内容と天候によって変わります。板を入れ替える工事や下地の補修が多い建物では、さらに日数をいただくことがあります。着工前に工程表をお渡ししますので、ご予定に合わせて日程を調整いただけます。
Q 見積書に「一式」とだけ書かれていても問題ありませんか?
A すべての項目に数量を入れられるわけではありませんので、一式表記そのものが悪いわけではありません。問題になるのは、外壁面積や目地の長さといった数量で表せる項目まで一式でまとめられている場合です。金額の根拠が追えなくなり、追加費用が出たときに判断もできません。気になる項目は遠慮なくご質問ください。
Q 目地のシーリングだけの部分補修もお願いできますか?
A はい、部分的な補修にも対応しております。切れや痩せが一部にとどまっている段階であれば、その範囲だけの施工で様子を見る選択もあります。ただし他の目地も同じ年数を経ていますので、近い時期に同様の症状が出ることは想定しておいてください。診断のうえで部分補修と全面施工のどちらが合理的かをお伝えします。
Q 古い外壁材にアスベストが含まれていることはありますか?
A 建物によって異なるため、事前の調査が必要です。含有の有無は建てられた年代や使われた建材によって変わり、外から見ただけでは判断できません。張り替えのように既存の外壁を解体する工事では、調査の結果に応じた手順と費用が必要になります。診断の段階で調査が要るかどうかをご説明いたします。
Q 工事後に保証はありますか?
A はい、有限会社オカモトでは施工内容に応じて最長10年の保証制度を設けています。工事の内容によって年数は変わりますので、契約前に書面で範囲と期間をご確認いただきます。保証の対象となる症状が出た場合はご連絡ください。定期点検とあわせて、工事後も安心していただける体制を整えております。
Q 静岡県田方郡以外でも工事を依頼できますか?
A 沼津・三島エリアを中心に対応しております。周辺の地域についてもご相談いただければ、対応の可否をお答えします。現地調査とお見積もりは無料ですので、まずはお問い合わせいただければと思います。防水工事とシーリング施工の解説や塗装工事についてのご案内もあわせてご覧ください。
サイディング工事価格のまとめ
価格は方法を決めてから比べます
サイディング工事価格を考えるうえで大切なのは、塗り替えと重ね張りと張り替えでは費用に含まれるものが違うという点です。解体と処分の有無、下地補修の深さ、防水シートまで手が届くかどうかで金額は変わります。目地のシーリングは別項目として見積書に並びますので、あわせてご確認ください。建物の状態を先に把握することが、結果として無駄のない選択につながります。
まずは現状の確認からお声がけください
金額の幅がある部分については、現地調査のうえでお見積りいたします。有限会社オカモトは静岡県田方郡の皆様にとって頼れる地域の専門会社として、これからも誠実な施工と透明な価格を提供してまいります。外壁の劣化が気になる方、見積書の内容に迷われている方は、お気軽にご相談ください。沼津・三島での施工についてのご紹介もご参考になさってください。
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有限会社オカモトでは無料診断を承っています。記事の内容でご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
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会社概要
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- 代表者
- 代表取締役 岡本 祐
- 業務内容
- 一般建築塗装・吹き付け・防水
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